第2回「ちちぶ紅茶」求評会
埼玉県西北部特産協会は令和6年10月3日、県秩父農林振興センターで第2回の「ちちぶ紅茶」求評会を開きました。生産者が今年製造した紅茶を持ち寄って情報交換を行い、紅茶について理解を深め、製造技術水準の向上を目指します。
横瀬町茶業組合や安心・安全秩父茶生産組合の生産者をはじめ埼玉県茶業研究所、農林振興センター、JA職員ら18人が出席。生産者が出品した紅茶12点を、外観、香り、味について評価しました。
昨年の求評会では、色や香りなどの統一性を検討しました。茶業研究所の小俣良介担当部長は「生産者ごとの特徴はあるべきだが、共通するものも必要。それが何にあたるかは、求評会を通して考えてほしい」とあいさつしました。
評価後は意見交換を行いました。今年の紅茶の出来は、どれも一定の水準以上で飲みやすかったことから、今後は消費者の嗜好に合わせ多様な香り作りを目指します。
「ちちぶ紅茶」は秩父地域で栽培・加工する紅茶の地域ブランドです。香りが良く、圃場に害虫の天敵が潜んでいるため無農薬で栽培できます。できるだけ刺激を与えずに静かに乾燥させるため、渋みが少なく味がやわらかい特徴があります。