第2回JAちちぶいちご部会圃場共進会

JAちちぶいちご部会は、平成29年3月14日、「第2回JAちちぶいちご部会圃場共進会」を開き、最高順位の埼玉県知事賞には、秩父市下吉田の「ただかね農園髙野さん)」の「やよいひめ(土耕栽培)」が選ばれました。

続いて、県秩父農林振興センター所長賞に秩父市下影森の「秩父フルーツファーム(新井さん)」の「紅ほっぺ(高設栽培)」、秩父市長賞に秩父市下吉田の「冨田農園(冨田さん)」の「やよいひめ(土耕栽培)」が選ばれました。

 

秩父地域の観光いちごの安心・安全・高品質・生産技術確立の研鑽の場とし、観光客に喜ばれるいちご生産意欲の向上を図ります。各農園経営の発展による、農業者の所得増大を目的に開きました。

審査は、同部会のうち7農園を選抜。県秩父農林振興センターの関口支援部長が審査長を務め、県農業技術研究センター職員やJAちちぶ職員、行政職員ら11人が各圃場を審査しました。

審査基準は、草勢や品種特性、病害虫など生育状況を50点、果実の着生や果形など果実を50点、来客者に配慮した室内外の施設の整備など施設管理を50点とする、計150点満点としました。

施設の充実など観光農園としての満足感や感動。生育状況の判断では、低温伸長性の優れる品種があるなどバラツキ感を確認して審査しました。

 

知事賞を受賞した「ただかね農園」では、「うさぎの学校」や「キッズコーナー」など、子供から大人まで楽しめる工夫をし、車椅子でのイチゴ狩りにも対応します。土作りにもワイン堆肥を使うなど力を入れ、高品質でおいしいイチゴ栽培を心掛けています。

 

同地域のイチゴ栽培は、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」などを主な品種として、多品種を約6.5ヘクタールで栽培しています。開園時期は、1月らはじまり、遅い農園では、初夏の6月中旬までイチゴ狩りが楽しめます。昼夜の寒暖の差が大きいため、イチゴに甘味が乗ります。ほとんどの農園がエコファーマーの認定を受け、環境にやさしい農業に取り組んでいます。

自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光スポットも多く、観光農園に適しています。

 

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