第20回りんご果実共進会
JAちちぶりんご部会は、平成29年11月15日、秩父市の県秩父農林振興センター3階にて、「第20回りんご果実共進会」を開きました。
秩父地域の5農園が5点のリンゴ(品種:ふじ)を出品。最高順位の県知事賞には、秩父市荒川の長谷川さんが輝きました。
同共進会は、地域の観光果樹として、リンゴの生産技術の水準を高め、品質の向上を図り、観光リンゴの高揚、発展に資することを目的とします。
同振興センターや県農業技術研究センター、同JA職員ら4人が審査。大きさや形状、着色、糖度、食味、病害虫、果実障害などを審査基準に従い、観察や実測、試食によって採点し、総合得点により順位を決めました。
研究センターの遠藤農業革新支援担当部長は「台風の被害も少なく、良いリンゴが出品されている。色や形状、酸味や甘味のバランスの良いものが、上位に選ばれた。これからも良質なリンゴを栽培してほしい」と話しました。
地域は、標高が高いため、昼夜の寒暖差が高く、リンゴに甘味がのります。観光果樹として、わい化(樹の高さが低い)で栽培し、10月から11月末までが旬です。
販路は主に各農園でのリンゴ狩りや直売、JA農産物直売所へ出荷します。リンゴのオーナー制を導入している農園もあります(令和6年5月現在で、オーナーの募集は行っておりません)。
同部会は、9農園でリンゴの栽培をします。毎年、栽培講習会や品評会などを開き、栽培技術の水準を高め、品質の向上を図ります。
その他の褒章は以下のとおりです。
秩父農林振興センター所長賞 皆野町の金室さん。
秩父観光農林業協会長賞 秩父市荒川の井上さん。
ちちぶ農業協同組合長賞 秩父市荒川の新井さん。