第36回埼玉県きのこ共進会開催
埼玉県きのこ振興会(山田喜久会長)は、1月25日、埼玉県秩父郡横瀬町「道の駅果樹公園あしがくぼ」にて、「第36回埼玉県きのこ共進会」を開きました。県や町、県森林組合連合会、県森林協会、JAちちぶなどが後援。
県内各地域から、生シイタケ(原木)の部20点、生しいたけ(菌床)の部7点、乾しいたけの部12点、計39点が出品されました。
生しいたけ(原木)の部では、秩父市の宮原洋子さん。生しいたけ(菌床)の部では、小鹿野町の黒澤純男さん。乾しいたけの部では、小鹿野町の鷹啄弘さんが、それぞれ最高順位の県知事賞に輝きました。
県寄居林業事務所、県秩父農林振興センター林業部、全国農業協同組合連合会、東京新宿べジフル株式会社、学識経験者など6人が審査員を務め、形状・肉厚・色あい・荷姿などを総合的に審査しました。
同振興会は、生産技術の向上と需要拡大を主な目的とし、1983年に発足しました。現在は、県下の椎茸生産団体(椎茸組合)12団体が加盟し、会員数は80人です。近年、生産者の高齢化や担い手の不足で会員数が減少しています。
県内のしいたけの生産量は、2017年の統計で、生しいたけ約869t(原木約353t(41%)、菌床約516t(59%)。
主な産地は秩父をはじめ大里、児玉、比企、入間、飯能、所沢などだ。 生産されるしいたけは、東京市場で「高品質なしいたけ」として知られています。
山田会長は「今年は夏場の高温障害で成育が心配されたが生産者の努力で良いしいたけができた。ぜひ凝縮された旨味を味わってほしい」と話しました。