良質なナスの栽培のために
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JA園芸部会は、平成28年7月4日から15日までに4回、秩父地域の各地区にて、夏秋茄子現地検討会を開きました。
今年度の秩父産ナスの栽培・出荷に向け、管理状況・技術の確認、共有を図るのが目的です。
同部会員、県秩父農林振興センター職員、同JA職員が各部会員の圃場を巡回し、指導や生育状況などの確認をしました。
今年の5、6月には、ハムシやアザミウマなどの害虫が多く発生したが、各圃場とも防除をしっかりし、良く管理しているため、あまり見られませんでした。
巡回後、各圃場の管理状況や病害虫の早期発見や防除、栽培管理について説明がありました。
県秩父農林振興センター職員からは、資料を基に枝が混み合い過ぎると、芽の充実が悪くなる。強い枝が出にくくなるとともに病害虫が発生しやすくなる。整枝や剪定、摘葉を適度に行う。草勢判断と追肥、病虫害対策など、今後のナスの栽培管理について、説明がありました。
同部会の主力農産物の一つであるナスは、2008年よりJA全農さいたまブランドの「菜色美人(さいしょくびじん)」として東京市場に出荷し、品質の高さや規格の統一性が好評です。毎年、植付け時期の植付け講習会、出荷初期や中間に出荷目揃え会や現地検討会、共進会などを開き、生産者全体の底上げを図ります。
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良質な秩父産ナス