農業塾開催で農業従事者増大へ!

JAちちぶは、地域農業の振興やJA自己改革の一環から、秩父地域での耕作放棄地の発生の抑制や減少、農業従事者の増大、農産物の品質向上を目指し、毎年「ウィークエンド農業塾」を開きます。

平成30年4月8日、秩父市、JA営農経済部2階で、新たに農業に取り組みたい人や農業経験の浅い人らを対象に、「ウィークエンド農業塾」を開きました。今年で3回目の開催で、JA役職員や県秩父農林振興センター職員ら7人が出席。第3期生として、過去最大の34人が参加しました。

JAの靑葉組合長は、「JAでは、農家の収入の増大や地域農業の振興、地域への貢献を主軸に活動している。農業塾を通して、自分で育てた安全安心な農産物を味わい、直売所などにも出荷してほしい」と激励しました。

同塾は、1年間、毎月1回、日曜日に開きます。月1度の講習の他、希望する塾生の圃場へJA職員が訪問し、管理状況の確認やサポートをします。また、JA園芸部会の出荷作業の見学や生産者との交流を図り、プロの声を参考にします。

 

塾生らは「定年退職してどうしようと思っていたが、JAの広報誌を見て参加した。今後、農業を楽しみにしていきたい。良い野菜が栽培できるようになったら直売所出荷にもチャレンジしたい」「自己流で栽培してきたが、基礎をしっかり学びたい。ホウレンソウは簡単だと思って栽培していたが、良いものがあまり出来ずくやしい。美味しい野菜を作って食べたい」「自分で栽培して、安全安心な野菜を子どもたちにも食べさせたい」と意気込みます。

JA職員も塾生として参加し「農薬の書いてあることはわかるが、具体的な使い方を学びたい。基礎知識を学び直し、組合員とともに安全安心な農産物の生産を目指したい」と話しました。

 

卒業した塾生の中には、現在直売所や市場への出荷をしているものも多くいます。

初回は、同JA営農経済部特別嘱託職員の清川さんが、配布した資料を基に、野菜栽培の基礎知識として、野菜づくりと生育環境。果菜類の栽培ポイントを詳しく説明しました。

次回は、5月13日に病害虫防除の基本、農薬の安全使用と使用上の注意について、講習を開く予定です。