農業従事者の増大、作放棄地の減少を目指して開塾

JAちちぶは、平成29年4月9日、JA営農経済部2階にて、新たに農業に取り組みたい人などを対象に、「ウィークエンド農業塾」を開きました。秩父地域での耕作放棄地の発生の抑制や減少、農業従事者の増大、農産物の品質向上を図ります。

 

昨年に続き開塾し、2期生として、13人が参加しました。JA職員、県秩父農林振興センター職員ら8人も出席しました。

JAの宮澤組合長は、「農業塾で学んだことを活かし、収穫の喜びを感じてほしい。農業は子育てと一緒。自分で育てた安全で安心な農産物を味わい、直売所や市場への出荷も楽しんでもらいたい」などと激励しました。

 

同塾は、1年間、毎月第2日曜日に開きます。月1度の講習のほか、JA職員やセンター職員らが塾生の各圃場へ訪問し、管理状況の確認やサポートをします。JA各部会での研修会や講習会などへの参加も補助します。昨年度参加した塾生の中には、現在直売所への出荷をしている人もいます。

 

初回は、JA営農経済部特別嘱託職員の清川職員が、配布した資料を基に、野菜栽培の基礎知識として、野菜づくりと生育環境。果菜類の栽培管理として、栽培ポイントについて、詳しく説明をしました。

 

塾生からは「2年前にさいたま市から引っ越してきた。野菜の栽培や出荷、加工品を作っていくのが夢だ」「家の近くの畑を借りたが、栽培方法がわからない。JAなどの協力を仰ぎ、野菜を栽培していきたい。」「トマトなどの栽培と出荷をしているが、より良い品質のものを作るため、基礎をしっかりと勉強をしたい」などと意気込みが語られました。