過去最大!秩父の「大玉蒟蒻」決まる!
JAちちぶ蒟蒻部会は、平成29年11月2日、JA小鹿野支店にて、「蒟蒻(こんにゃく)大玉共進会」を開き、9点の大きな蒟蒻芋(赤城大玉)が出揃いました。最高順位の優等賞(秩父農林振興センター所長賞)には、小鹿野町両神の千島さんの重さ19.7kgの蒟蒻芋(8年生)が選ばれました。通常出荷される蒟蒻芋は、3年生の1~1.5kgのものです。
千島さんは「55年蒟蒻栽培をしているが、過去最大の大玉が出品できた。圃場を有機質に保ち、土を柔らかくするのが栽培のコツだ。今年度は天候不順が続いたが大きな蒟蒻芋ができて良かった」と喜びました。
審査長の県秩父農林振興センター関口農業支援部長ほか4人が、病害虫の有無、形状、重量を総合的に審査し、合計点で順位を決めました。
関口支援部長は「大きさや重さを重点に審査した。大玉を腐らせず栽培するのは、生産者の技術次第だ」と話しました。
次点の結果は以下のとおりです。一等賞(県西北部特産協会会長賞)に猪俣さん(15.7kg)。二等賞(ちちぶ農業協同組合長賞)に千島さん、(15.1kg)(いずれも小鹿野町)が選ばれました。
審査した大玉は、3日に開かれた小鹿野町両神のふるさとまつりにて、展示されました。
展示後は、各生産農家が持ち帰ったほか、株式会社ふるさと両神に展示されます。
同共進会は、15年以上継続して開かれています。生産農家の意欲向上と栽培技術及び品質向上に資するとともに、大玉を各種イベントにおいて展示することにより、秩父地域の生産技術などを消費者にPRし、消費拡大を図ります。
蒟蒻の栽培は、中山間地域の同地域に適しており、70年以上栽培されています。地域の特産品の一つで、県産ブランドにもなっています。