JAちちぶ・横瀬町・株式会社LIFULLが地域活性化に関する連携協定を締結

 JAちちぶ・横瀬町・株式会社LIFULL(ライフル、本社:東京都千代田区)の三者は令和3年10月27日、地域活性化に関する連携協定を結びました。JA横瀬支店建物を活用した新たな人の流れ・交流を生み出す拠点の整備等を通じ、町や秩父地域の活性化に協力して取り組みます。
 
(写真は、左より富田能成横瀬町長、滝沢祥雄組合長、株式会社LIFULL渡辺昌宏地方創生推進部長)
 
 JAちちぶは、経営理念の「豊かな自然を活かした地域社会との共生による未来農業を目指して」に基づき、経営目標の一環である「総合事業を通じて地域の生活インフラ機能の一翼を担い、協同の力で豊かで暮らしやすい地域社会の実現への貢献」のため、既存資産の有効活用と地域への貢献の継続の道を検討し、横瀬支店をLIFULLが地方創生推進事業として運営するLAC【=LivingAnywhere Commons、場所 やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践することを目的としたコミュニティ。コミュニティメンバー(会員)になることで、全国の拠点を「共有して所有」し、好きな時に利用することができるサービス】の新たな拠点として活用することとなりました。LIFULL グループは、不動産・住宅に関する知見をもとに、2017年より国土交通省の採択事業である「LIFULL HOME’S空き家バンク」の運営を開始し、移住希望者と地域を繋ぐ「LOCAL MATCH」、地域子育て層の雇用創出・子連れで働けるオフィスの整備「LIFULL FaM」、空き家問題をはじめとする地域の課題解決や活性化を担う人材の育成プログラムの実施、「LIFULL地域創生ファンド」による投資事業など、地方創生に関わる「ヒト・モノ・チエ・カネ」の解決策をワンストップで提供しています。これまでに、全国12か所の自治体と連携協定を締結し、空き家の利活用を軸とした地域おこしを支援しています。
 
 本協定によって町民及び町を訪れる人が、支店内の「オープンアンドフレンドリースペース エリア898」と合わせ、仕事、打ち合わせ、イベントなど様々な用途で利用できるよう、支店建物にコワーキングスペースや交流スペース、簡易的な宿泊設備を設けます。オープンは令和4年4月以降を予定しています。

 

本協定に関する連携内容は、以下の事項になります。

①JA横瀬支店の施設の改修に関すること

②改修後施設の運営に関すること

③同施設を活用した、町の第6次総合振興計画の推進等に資する取組みに関すること

④その他、町及び秩父地域全体の活性化につながる取組みに関すること

 

参考

・JAちちぶと町は、令和3年3月25日に「まちづくり及び災害時の協力に関する協定」を締結済みであり、同協定では、JA横瀬支店の有効活用を通じ、両者が地方創生推進の取り組みに連携して取り組むこととしています

・JAちちぶ横瀬支店の一部機能は本店に集約される予定ですが、集約後も引き続き同建物内で「ふれあいプラザ」として営業を続けるほか、既存のATMも残ります。

・JAちちぶが行う「LAC横瀬」の拠点整備は、国による「地方創生テレワーク交付金」を活用して実施するものです。

 

・株式 会社LIFULLについて

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。

現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

 

設立:1997年3月12日

代表者:代表取締役社長 井上高志

本社:東京都千代田区麹町1-4-4

サイト:https://LIFULL.com/