SLで秩父のイチゴをPR!「SL「なっきぃ」ストロベリーエクスプレス」快走!
埼玉県と秩父観光農林業協会は、平成29年1月9日、秩父鉄道株式会社と連携し、特別列車「SL「なっきぃ」ストロベリーエクスプレス」を運行しました。「フルーツ満彩 美味しいちちぶ」をキャッチフレーズに、秩父地域の観光農業の1つでもある秩父産イチゴをPRしました。
1月から同地域のイチゴ農園の開園を迎え、各観光農園での集客数増大を図ります。
列車には、イチゴと秩父観光農業Oh!園(応援)アンバサダーのアイドルグループ「℃-ute(キュート)」中島早貴(なかじま さき)さん(愛称:なっきぃ)の写真を入れてデザインした、ヘッドマークを付け、乗客らを迎えました。
熊谷駅から三峰口駅間を運行。JAちちぶいちご部会、同JAキャンペーン隊、JA職員、県秩父農林振興センター職員らが同乗しました。車内にイチゴの甘く良い香りが漂う中、イチゴの試食、パンフレットや特別乗車記念証の配布、ヘッドマークのレプリカを持っての記念撮影などを行ないPRしました。試食に使ったイチゴは、和銅農園と冨田農園が約300粒の「とちおとめ」と「紅ほっぺ」を用意しました。
乗客からは、「甘くてとても美味しい。なっきぃのファンなので乗ったが、イチゴ狩りにも行ってみたい。雪景色がきれいだ。車内で買えないのが残念。帰りに直売所で買って帰る。」などの声がありました。
同列車は、ファンらからTwitter(ツイッター)などのSNSでも発信されました。
同部会は、平成27年8月に「秩父観光いちご組合」と「秩父郡市いちご研究会」が合併し設立しました。同地域の30農園が部会員として参加し、内23農園が観光農園として開園しています。
各農園では、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」などを主な品種として、約6.5ヘクタールで栽培しています。
1月20日には、同部会によるイチゴ農園の開園式を行います。
各農園では、1月(早い農園は12月から開園)から開園し、初夏の6月中旬までイチゴ狩りが楽しめます。昼夜の寒暖の差が大きく、夜間の気温が低くなるため、イチゴに甘味がのります。初夏になっても味が落ちにくい良質なイチゴができます。
自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光スポットも多く、観光農園に適しています。
冬には、大滝・小鹿野・横瀬地域にある「秩父路三大氷柱」(1月上旬から2月中旬)や長瀞町の宝登山「臘梅(ろうばい)園」(1月下旬から3月上旬)などが見ごろを迎えます。