SLで秩父のイチゴをPR!
埼玉県と秩父観光農林業協会は、平成30年4月7日、「フルーツ満彩 美味しいちちぶ」をキャッチフレーズに、秩父鉄道株式会社と連携し、特別列車「SLちちぶストロベリーエクスプレス」を運行しました。地域の観光農業の一つである秩父のイチゴをSLの乗客らにPRしました。
秩父地域は、春の行楽シーズンを迎え、多くの観光客で賑わいます。5月の大型連休を控え、観光農園での集客数を増やし、農家の所得増大を図ります。
JAちちぶいちご部会の内田副部会長は、「春になってもまだまだイチゴ狩りが楽しめる。暖かくなり、イチゴの収量も増える。秩父の美味しいイチゴを多くの人に食べてほしい。」とPRします。
秩父いちごをデザインしたヘッドマークを付けたSLが下り線、熊谷駅から三峰口駅間を運行しました。車内には、JAいちご部会やJAキャンペーン隊、県職員らが同乗。車内にイチゴの甘い香りが漂う中、イチゴの試食やパンフレットの配布、ヘッドマークのレプリカを持っての記念撮影などを行ってPRしました。試食に使ったイチゴは、内田農園が320個の「とちおとめ」を用意しました。
乗客はイチゴを食べ、「甘くてとても美味しい。今日はイチゴ狩りも楽しみたい。帰りに直売所で買って帰る」と喜びました。
同部会は、地域の30農園が部会員として参加。内、23農園が観光農園として開園しています。いちご狩りは、初夏の6月中旬まで楽しめます。昼夜の寒暖差が大きく、イチゴに甘味がのり、初夏になっても味が落ちにくいです。
各農園では、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」を主として、地域の気象条件を活かし、多くの品種を栽培します。
自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光スポットも多く、観光農園に適しています。
4月中旬からは、秩父市羊山(ひつじやま)公園の芝桜の丘で、芝桜の花じゅうたんが見頃を迎え、毎年、多くの観光客やカメラマンらが訪れます。