SLで秩父のブドウをPR
秩父観光農林業協会と埼玉県は、平成30年9月22日、秩父鉄道株式会社と連携し、特別列車SLちちぶシャインマスカット郷を運行しました。
「フルーツ満彩 美味しいちちぶ」をキャッチフレーズに秩父地域の観光ぶどう農園の魅力を発信しました。
シャインマスカットをイメージしたヘッドマークをSLに取り付け、熊谷駅から三峰口駅間を運行しました。
車内には、秩父ぶどう組合連絡協議会員やJAちちぶキャンペーン隊、県秩父農林振興センター職員らが同乗。ブドウの甘い香りに包まれた車内で、シャインマスカットの試食やパンフレットの配布、ヘッドマークのレプリカを持っての記念撮影などを行ないました。試食用のシャインマスカットは、同協議会が約600粒提供しました。
乗客らは、「シャインマスカットは初めて食べた。甘く皮ごと食べられてとてもおいしい。ブドウが好きなので試食できてうれしい。秩父に行ったらお土産に買って帰る」と笑顔で話しました。
県西部に位置する秩父地域は中山間地域ならではの自然に恵まれた環境にあります。札所(ふだしょ)や温泉、紅葉の名所など観光スポットが多く、ブドウやイチゴ、ブルーベリーなどの観光農業も盛んです。多くの国内外の観光客が訪れて賑わいます。
地域内でも標高差が有るため、生育ステージが各地区によって異なり、同一品種であっても収穫期間に幅を持たせることができます。ブドウの栽培は観光農園が主体のため、全体の栽培品種数は50種を超えます。現在、巨峰系やシャインマスカットなどが旬を迎えています。ぶどう狩りは10月中旬まで楽しめ、販売は遅い農園で11月中旬までされます。