SLで秩父の観光ブドウ農園をPR
埼玉県と秩父観光農林業協会は、9月15日、秩父鉄道株式会社と連携し、特別列車SLちちぶシャインマスカット郷を運行しました。「フルーツ満彩 美味しいちちぶ」をキャッチフレーズに秩父地域の観光ぶどう農園の魅力をPRしました。
シャインマスカットをイメージしたヘッドマークをSLに取り付け、熊谷駅から三峰口駅間を運行しました。車内には、秩父ぶどう組合連絡協議会員やJAちちぶキャンペーン隊、県秩父農林振興センター職員らが同乗しました。ブドウの甘い香りに包まれた車内で、シャインマスカットの試食やパンフレットの配布、ヘッドマークのレプリカを持っての記念撮影などを行ないました。試食用のシャインマスカットは、同協議会が約600粒提供しました。
乗客らは、「シャインマスカットは初めて食べた。皮ごと食べられるのがうれしい。秩父に行ったらお土産に買って帰る」と笑顔で話しました。
秩父地域は中山間地域ならではの自然に恵まれた環境にあります。イチゴ、ブルーベリーなどの観光農業も盛んで、ブドウもその一つです。地域内は標高差があるため、同一品種であっても収穫期間に幅を持たせることができ、観光農業地域にとって好条件です。全体の栽培品種数は50種を超えます。現在、巨峰系やシャインマスカットなどが旬を迎えています。ぶどう狩りは10月中旬まで楽しめ、販売は遅い農園で11月中旬まで続きます。