平成28年度県特産物共進会「農林水産大臣賞」表彰

埼玉県西北部特産協会は、平成29年2月22日、秩父市、県秩父農林振興センターにて、平成28年度埼玉県特産物共進会表彰式(こんにゃくの部・製茶の部・茶園の部)を開き、生産者など関係者24人が出席しました。

平成28年度内に審査した「こんにゃくの部」、「製茶の部」、「茶園の部」の表彰をそれぞれ行ない、特別賞として、「こんにゃくの部」で、秩父市の冨田さんが最高順位の農林水産大臣賞を受賞しました。続いて、長瀞町の川澄さんが関東農政局長賞を受賞。小鹿野町の猪俣さんが県知事賞を受賞しました。

「製茶の部」では、横瀬町の浅見さん。「茶園の部」では、横瀬町の町田さんがともに県知事賞を受賞しました。

県西北部地域は、山間山沿い地帯の立地条件を活かし、「こんにゃく」「茶」などの特産作物の振興に取り組みます。

 

「こんにゃくの部」は、昨年9月に立毛審査、10月に生産物審査を行い、畑の管理状況やこんにゃく玉の収量など総合的に審査しました。

審査員長を務めた、センターの関口農業支援部長は「5月の少雨や乾燥により、植付けや展葉が遅れた。8月末からは長雨による日照不足になるなど、防除のタイミングが難しかった。入賞した圃場では、昨年の異常気象の状況下において、培った技術や努力により、玉揃いや玉伸びとも良好だった。」などと審査講評をしました。

 

製茶の部」は、7月21日に香気や味などを審査。「茶園の部」は、12月15日に管理や生育状況などを総合的に審査しました。

審査員長を務めた、県農林総合研究センター茶業研究所の小畑研究所長は、「厳しい気象条件の中、出品茶については、味や香りとも優れたものが多かった。摘採後の管理不足による葉いたみを感じるものが、減点の対象となった。山間地という厳しい条件の中、どの茶園も良く管理されている。」などと振り返りました。

 

「こんにゃくの部」受賞者

「こんにゃくの部」受賞者

 

「製茶の部」「茶園の部」受賞者

「製茶の部」「茶園の部」受賞者