キュウリでサイダー「カッパのサイダー」発売

小鹿野町で「秩父きゅうり」を栽培する、合同会社 守屋農園の園主、守屋さんは、7月上旬にきゅうりエキスを使った「かっぱのサイダー」を発売しました。

ネーミングは、キュウリはカッパの好物という言い伝えから命名。地域の特産農産物で県産ブランド推進品目にもなっている「秩父きゅうり」と平成の名水百選にも選ばれている湧水の「毘沙門水」を使います。「秩父きゅうり」の消費拡大やPRにも繋げます。

エキスには、味が変わらないよう出荷規格内のキュウリを持ち込み、同町の(有)戸田乳業に委託して、2,000本を製造。キュウリの風味を活かし、強めの炭酸で爽やかなのど越しで美味しいです。甘味は抑えて少し塩気もあり、良く冷やして飲むのがお勧めです。水分やカリウムを多く含むキュウリは、体温を下げる効果があるとされ、暑い日にもピッタリです。

開発には、1年前にキュウリを違う方法で消費できないかと考えたことから、6次産業化を目指し、海外でよく飲まれるキュウリ水をヒントに県秩父農林振興センター職員と話し合いました。爽やかな香りを残すことが大変で、昨年の秋から(有)戸田乳業と試行錯誤した結果、口あたりを良くするためサイダーにしました。

 

同園は、JAちちぶ園芸部会にも所属し、5人で経営。約4,000㎡の圃場で「秩父きゅうり」を主に施設栽培をします。主に東京市場へ出荷し、有機質肥料の施肥を義務付けた施肥設計をし、良食味を追及します。味や歯応えが良く、規格の統一性が高いことなどから市場でも好評です。

 

サイダーは、200ml250円(税抜き)。現在、の駅みなの皆野農産物直売所や同JA秩父農産物直売所で販売しています。今後、販路の拡大も検討しています。